お疲れ様です。さむです。
今回は【暴落の歴史】について紹介します!
先週はコロナウイルスによって株価が10%以上が下落し、「自分自身の投資戦略はあっているのか?」「このままこの株をもっていても大丈夫か?」と疑問を持った人も多いと思います。私も投資経験が浅いため、先週の株価の下がり方にはビビりました(笑)
そこで私たちのような経験の浅い投資家は暴落時にどのような対応をすればいいのか考えていくため、最低限の知識として過去の暴落の歴史を学ぶ必要があります。暴落の歴史をあらかじめ学ぶことでいざ暴落がおきたとき、精神的に余裕をもって対応することができます。今回はITバブル崩壊とリーマンショックの2つの暴落について学んでいきましょう!
ITバブル崩壊(2000年代初頭)
ITバブルの発生(1990年代後半)
ITバブルとは、「インターネット・バブル」や「ドットコム・バブル」とも呼ばれ、1990年代後半にインターネットが普及したことを背景にIT関連の企業が注目され、泡(バブル)が発生しました。当時はドットコムと書かれた企業やインターネットに関連するだけで高騰しました。また、ニューエコノミー(IT技術とグローバル化により、米国経済において景気循環がなくなり、インフレがないまま半永久的に成長が続くという考え方)という考えにも後押しされ株価が高騰しました。
ITバブルの崩壊の流れ(2000年代初頭)
- パソコンの普及が進み、機器が飽和状態になったこと。つまり、パソコンは一度購入すると何年も使用するため、パソコンなどの機器が売れなくなる。
- 高すぎる株価に疑問を持つ人の増加、赤字経営のITベンチャー企業などに倒産の警戒感が広がる。つまり、個人投資家などは行き過ぎた株価を見て正気に戻り、投資を控えるようになった。
- アメリカ同時多発テロ事件(2001年9月)の発生。アルカイダというテロ組織による航空機テロ事件があり、S&P500は最高値から50%近く下落した。
リーマンショック(2008年)
- サブプライムローンによる住宅ローンの増加。サブプライムローンとは、アメリカの低所得者(サブプライム層)に向けての住宅ローンのことである。 もともと返済能力が低い人を対象とした商品のため、回収できない可能性が高くなる。
- 住宅バブルの崩壊とともに返済できない人が増加。もともと返済能力が低い人に貸していたため、資金の回収ができなくなった。さらに住宅供給も飽和していたため、買い手がつかない家が続出、土地や建物の価格も暴落した。
- 金融機関の経営破綻が増えた。2007年4月にアメリカの銀行大手ニューセンチュリー・ファイナンスが破綻。2008年3月に大手証券会社ベアー・スターンズが経営危機。2008年4月アメリカ第4位の大手投資銀行リーマン・ブラザーズが、負債総額は約64兆円になり破綻。
- 銀行の貸し渋りによりお金の流れが止まり、世界的な金融危機に発展した。S&P500は最高値から60%近く下落。
暴落の歴史を学ぶ必要性
一括投資の防止と狼狽売りの防止
先週はコロナウイルスによってNYダウは3,583ドルとかなり暴落したように感じます。しかし、本日学んだ通り暴落は何か月、何年と長期間続くこともあり、これからもさらに下がっていく可能性もあります。知識がなければ先週の下落のみでもうこれ以上は下がらないと考え、余剰資金をすべてつぎ込んでしまったり(一括投資)、逆にすべての株を慌てて売ってしまう(狼狽売り)可能性も出てきます。歴史を学ぶことによって資金を適切に管理し冷静に判断することができます。
暴落の歴史を学ぶことで情報全体の理解度が上がる
ニュースや経済紙など情報収集すると必ずと言っていいほど、ITバブルやリーマンショックという単語が出てきます。内容を理解しないまま読み進めると間違った解釈をしてしまう恐れがあります。そうならないためにも単語の意味や背景をしっかりと理解して読むことで情報全体の理解度が格段にあがり、情報を正しく取り込むことができます。難しい本や経済紙を読むことは大事かもしれませんが、まずは一つ一つの歴史や金融用語を学び、株や経済について少しずつ理解を深めていきましょう。
まとめ
上記より、暴落の歴史を学ぶことの大切さが理解できたと思いまます。現在はコロナウイルスで暴落が続いており、どこまで下がるかは誰にもわかりません。このような状況においては過去の起きた暴落を検証、比較することは重要です。歴史に学びながら最悪どのくらいまで下がるか想定しつつ冷静に対応していきましょう。今後も学んだ金融知識の基礎をみなさんと情報共有しながら、株や経済について理解を深めていきたいと思います!