さむのお金勉強会

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【セミリタイア、アーリーリタイア】年収500万弱の会社員でも目指せるFIRE

お疲れ様です。さむです。

今回は【セミリタイア、アーリーリタイア】について紹介します。

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 今回の記事ではセミリタイアについてより知識を深めるために実際にFIREを達成したクリスティー・シェンさんとブライス・リャンさんの本『FIRE最強の早期リタイア術』から学びたいと思います!

 以前もセミリタイアについての記事を書きましたが、その時は私の考え方を中心に紹介してきました。しかし、今回は実際にFIREを達成している人の考え方を紹介するため説得力があります!もし、セミリタイア、アーリーリタイアを目指したい方は今回の記事を読むことでセミリタイア、アーリーリタイアについて、より具体的にイメージをもつことができます!

 また、実際年収500万円以下の私でもセミリタイアできるのか計算してみたので最後まて読んでみてください!

 

 

アーリーリタイア≒FIREの種類

【完全リタイア】

仕事をやめて、労働をせずに資産や貯蓄を使って生活していくこと。

【セミリタイア】

ある程度の資産や貯金をためて、定年退職する前に早期で退職し、適度に労働しながら自分自身の時間を楽しむ生活をすること。

*FIRE(Financial Independence Retire Early): 経済的自立を得た状態で早期退職

 

セミリタイア、アーリーリタイアについて真面目に勉強する!

 日曜日の夜になると明日会社に行きたくない!と考える人はかなりの数いると思います。まさに私もその一人であり、毎週思っていることです(笑)また、セミリタイアやアーリーリタイアができれば毎日仕事をしなくて済むという考えに至り、ネットで多少調べる人もいると思います。

 しかし、実際セミリタイア、アーリーリタイアについて本気で勉強して理解しようとする人は意外と少ない気がします。私もセミリタイアについては考えてはいたものの、具体的にどのように行動してセミリタイアを達成すればいいのかわからない状況でした。そのため、もっと書籍を読み、先人たちがどのようにしてセミリタイア、アーリーリタイアを達成したのかを学んでみようと考えました。

 そこで出会ったののがクリスティー・シェンさんとブライス・リャンさんの本『FIRE最強の早期リタイア術』の本でした。この本からは主にFIREに対しての考え方や資産の配分方法、リタイア後の資産を守っていく方法が具体的に書かれています。 セミリタイアやアーリーリタイアを目指している人は必ず読んだ方がいいと思います!!

 

FIRE最強の早期リタイア術から学んだこと

4%ルールとは?

 4%ルールとは、貯蓄したポートフォリオの4%の資金で1年間の生活費賄うことができると貯蓄が30年以上持続する可能性が95%になるという考えです。

 たとえば、5,000万円の資産を持っている人は毎年200万円(5,000円の4%)を引き出しても95%の確率で30年以上は貯蓄が持つということです。

さらに実際にはほとんどの人はリタイア時よりもお金が増えている状況です。

 基本的には退職者において活用する4%ルールを現役世代にも置き換えて実行することで早期リタイアを達成したのが クリスティー・シェンさんとブライス・リャンさんになります!

4%ルールにも弱点がある!

  4%ルールの一番の弱点は5%の確率で資金が底をついてしまうことです。特にリタイアをはじめた年に不景気に見舞われた場合は5%に入ってしまう確率が高くなってしまいます。ポートフォリオの金額が目減りしていく中でさらに生活費のために現金に換えてしまうためです。

 最初に好景気か不景気かによって結果がかなり左右されてしまいます。このリスクのことを「シークエンス・オブ・リターン・リスク」といい、これにより5%の確率で資金が底をつく人が出てきてしまいます。(下記グラフの黄色の部分

 次の章より、この5%のシークエンス・オブ・リターン・リスクを回避するための方法を紹介していきます!

 

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(出典:クリスティー・シェン&ブライス・リャン「FIRE最強の早期リタイア術」)

 

資金が底をつく5%の人にならないための対策とは?

【現金クッションと配当金、分配金】

 早期退職者にとって一番大事なことは、暴落や不景気の際に、保有する資産を売却しなことになります。そのためにはいくらかの現金を保有する必要があります。いくら保有すればいいかというと、歴史上最悪のケースの世界恐慌を想定して考えると生活費5年分になります。

 これだけ聞くと多すぎると感じると思います。しかし、実際は保有資産からの配当金や分配金が毎年入金されるためその分を引いた金額を5年分用意すればいいのです。

(計算式)

(年間生活費-年間の配当金や分配金)×5年 = 5年分の現金

 不景気の際はこの現金と配当金などから生活費を賄い、資産を売却しないようにします。逆に好景気の際は、多くなった資産を一部売却し、減ってしまった現金分を補充していきます。

 

【旅行する】

 世界旅行をすることで費用を抑えることができるとのことです。この本を読んで私が一番驚いたのはこの部分になります。一年間世界を旅行して、かかった費用は2人で4万カナダドル(調べると315万円くらい)とのことです。一人当たり約150万ほど、毎年多くても200万円あれば一年間世界を旅行し続けることできるということになります!この節約方法に気づき、著者は世界旅行をずっと続けているそうです!

 世界旅行をする際のポイントは東南アジアを多めに混ぜることです。著者の一年間の滞在期間も載っていましたが、東南アジアは合計で6ヶ月ほど滞在しています。東南アジアは物価が安いため、1つ星の値段で4つ星のライフスタイルを送ることもできるそうです。

 アーリーリタイアを考えている人は世界を旅行することを計画に入れてみてもいいかもしれませんね!!

 

【働く】

  • 起業する。
  • アルバイト、パートをする。

 今までのキャリアを通して、培ってきた知識やスキルを使いで企業を興し、収入を得ることも可能です。また、アルバイトやパートで働き、毎月の労働収入をえることもできます。ポートフォリオからの収入以外を得ることによって、資産が底をついてしまう5%に入る確率を減らすことができます!

 

私が完全リタイアするための必要資金

【4%ルールの必要資産】

私のセミリタイア時に設定している生活費は年間200万円ほどです。4%ルールから考えて毎年200万円もらうための資産金額は下記になります。

(計算式)

200万円(年間生活費)×25倍(毎年4%引き出すため)=5,000万(必要な資産額) 

毎年の生活費200万円もらうために必要な資産は5,000万円になります!

 

【5年分の現金資金】

上記にくわえて、不景気時に備えて5年分の現金が必要になります。私のポートフォリオの配当利回りは税引き後で低く見積もって3%はあります。

(計算式)

(年間生活費-毎年配当金)×5年間=現金クッションの金額

{200万-(資産5000万×3%利回り)}×5年間=250万

 現金クッションとしての必要資金は250万円になります!

 

【完全リタイアするための資産と現金】

 私が完全リタイアするために必要な資金は資産と現金クッションを合わせて5,250万円になります!この金額を集めることあできれば、仕事をしなくても生活ができるようになるということです。ただ5,250万円をためるまで働きつづけるのはけっこう大変ですね(笑)

 

セミリタイアならもっと少ない金額で済む!!

 私の場合はセミリタイアを目指しているため、年間で100万円ほどは労働で稼ぐ予定です。そのため、5,000万円もの大金は必要ないと考えています。

年間生活費200万円から労働収入100万円を引いてから4%ルール考えてみます。

 

【必要資産】

100万円(労働収入分引いたもの)×25=2500万円

 

【不況の備えとしての現金クッション】

{100万円-(2500万円×3%)}×5=125万円

 

 合計で2,625万円あればセミリタイアはできる計算になります!!

労働収入を少し加えるだけで必要な資金をかなり抑えることができました。2,500万円なら普通のサラリーマンでも貯めれる金額になりますね!

さらに、労働収入を150万に設定したり、年間生活費を減らせる人はもっと少ない金額でセミリタイアできそうなきもします!

 みなさんも自分自身の労働収入と年間生活費を設定して計算してみてください!想像するだけでも結構面白いですよ(笑)

 

まとめ

  • アーリーリタイア、FIREには完全リタイアセミリタイアがある。
  • 定年退職者以外にも4%ルールを活用できる。
  • 4%ルールには弱点があり5%の確率で資金が底をつく
  • 対策として、年間利回り分を引いた5年分の現金を所持する、労働収入を得る旅行をする
  • 自分自身の生活水準で計算し、自分に合ったアーリーリタイア、FIREを考える。

 

 今回参考にした本はクリスティー・シェンさんとブライス・リャンさんの『FIRE最強の早期リタイア術』です。

 この本にはFIREにまで至るまでの精神的な考え方から実際にどのような商品に投資をして、どのようなポートフォリオを組めばいいのかも具体的に示してくれています。今回はその詳細までは書けないため実際にみなさんも読んでみるといいと思います。

 アーリーリタイア、セミリタイア、FIREを少しでも考えている人はこの本を読むことでより具体的にプランを考えることができ、経済的自由により近づけると思います!

*ご興味あればこちらからどうぞ!