さむのお金勉強会

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宝ホールディングス(2531)の株主優待はお得?お酒・調味料セットの内容と配当金、今後の展望を解説

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さむ

お疲れ様です。さむです。
今回は【株主優待】宝ホールディングス(2531)の株主優待と配当についてになります。

リタイアを目指して日々コツコツ投資をしているさむです。みなさんはもちろん株主優待をご存知でしょう。株を持っているだけで企業から食べ物やグッズがもらえる嬉しい仕組みです。中でも僕のお気に入りは、宝ホールディングス(2531) の株主優待。なんと毎年、お酒や調味料の詰め合わせが自宅に届くんです!お酒好きの方も料理好きの方もワクワクする内容ですよね。僕自身100株(約12万円ほどの投資)を保有していて、優待品が届くのを毎年楽しみにしています。今回は宝ホールディングスという会社の概要から、この嬉しい株主優待の中身、そして配当金や今後の展望まで、初心者の方にも分かりやすくお話ししていきます。

日本酒からバイオまで!宝ホールディングスってどんな会社?

宝ホールディングスは一言でいうと「お酒とバイオテクノロジーの会社」です。ちょっと変わった組み合わせですよね?実は宝ホールディングスは、傘下に酒造メーカーの宝酒造とバイオ企業のタカラバイオを持つ持株会社なんです。

宝酒造は創業1842年(江戸時代!)という超老舗で、日本酒や焼酎、みりん(料理用の甘いお酒)などを作っています。代表的な清酒ブランドの「松竹梅」は聞いたことがある方も多いかもしれません。実はこの宝酒造、清酒(日本酒)や焼酎、そして本みりんといった和酒で国内トップシェアを誇るメーカーなんですよ。焼酎に至っては主力商品の発売以来ずっとシェア1位を守り続けており、1984年には日本初の缶チューハイを発売したことでも知られています。また、料理に使う本みりんでも売上No.1メーカーとのことで、和食の調味料分野で圧倒的な存在感があります。

一方のタカラバイオは、研究用試薬の販売や遺伝子治療の研究開発などを手掛けるバイオテクノロジー企業です。難しそうに聞こえますが、「医療の進歩に貢献する」ことを理念に最先端のバイオ技術開発を行っている会社です。つまり宝ホールディングスは、お酒などの食品事業と、ハイテクなバイオ事業という異色の組み合わせで成り立っているわけです。

海外事業にも力を入れていて、2017年には海外販売を統括する「宝酒造インターナショナルグループ」を設立。近年は和食ブームも追い風に、北米や欧州、アジアで日本食材や日本酒を広めているんですよ。こうした幅広い事業展開のおかげで、お酒という安定事業に加え、バイオという将来性ある分野も手掛けるユニークな会社となっています。

選べる株主優待:豪華なお酒セットor実用的な調味料セット

さて、お待ちかねの株主優待についてです。宝ホールディングスの優待は毎年3月末時点で100株以上を持っている株主に贈られます。内容は「自社グループ商品の詰め合わせ」で、大きく分けて「酒類セット」「調味料セット」のどちらか好きな方を1種類選択できます。自分の好みに合わせてチョイスできるのは嬉しいポイントですよね!

【100〜1000株保有の場合】
まずはお酒(酒類)セットの中身を見てみましょう。100株を持っている株主の場合、1,000円相当のお酒詰め合わせセットがもらえます。酒好きにはたまらないラインナップですよ!具体的には、
・日本酒「松竹梅 白壁蔵 澪〈CLEAR〉」(清酒)300ml
・プレミアム焼酎「極上〈宝焼酎〉25°」360ml
・缶チューハイ「タカラcanチューハイ〈レモン〉」250ml
の3点セットです。日本酒から焼酎、チューハイまでバランスよく入っていて、家飲みが楽しくなりそうですよね。(以下宝ホームページ記載の写真)

次に調味料セットの中身です。こちらも100株保有の場合は1,000円相当のセットになります。料理好きの方はこちらが魅力的かもしれません。内容はというと、“料理をワンランクアップさせる”高品質調味料の詰め合わせです。
具体的には、
・国産米100%使用で贅沢に仕込んだ本みりん「タカラ本みりん 贅沢米麹」500ml
・食塩ゼロで米麹たっぷりの料理清酒「タカラ 料理のための清酒」500ml
・お米だけで作った自然な甘みの本みりん「タカラ本みりん 純米」300ml
3本セットです。実際届いたものです。

どれも宝酒造のロングセラー調味料ですね。実は僕はお酒はほどほどなので、この調味料セットを選択しています。毎年このみりんと料理酒が届くおかげで、日常の自炊が本当に助かっています!一人暮らしだと調味料って減りにくいので、「この優待があればみりんを買わずに済んじゃうかも?」って思うくらい重宝しています(笑)。実際、先日この優待でもらった料理酒とみりんを使ってモツ煮を作ってみたんですが、コクが出てプロっぽい味になりましたよ。しかも昨今はインフレで調味料の値段もじわじわ上がってますから、無料でもらえるのは家計的にも大助かりです。

【1000株以上保有の場合】
ではもっとたくさん株を持っている場合はどうでしょう?太っ腹なことに、1,000株以上保有している場合は内容がグレードアップします。1,000株だと投資額は約120万円とかなり大きいですが、その代わり3,000円相当の豪華な詰め合わせセットがもらえるんです。

お酒セット(1,000株版)には、先ほどの澪〈CLEAR〉や極上〈宝焼酎〉に加えて、合計8種類もの飲み物が詰め合わされていて、ホームパーティーが開けちゃうラインナップです!

一方の調味料セット(1,000株版)には、先ほどの贅沢米麹みりん・料理清酒・純米みりんに加えて、新シリーズ「料理がうまくなる」シリーズの本みりん・料理清酒・紹興酒や、料理用の赤ワイン・白ワインまで入っています。こちらも合計8本と盛りだくさんで、和洋中どんな料理でも怖いものなしですね。

【2026年からの優待内容変更点】

2026年から優待制度が少し変更になります! 実は宝ホールディングスは株主優待制度を長期保有優遇のある内容に変えることを発表しています。具体的には、2026年3月末の優待から「最低1年以上の継続保有」が受取条件になります。今までは極端な話、権利月の直前に買っても優待ゲットできましたが、今後は1年未満の短期保有ではもらえないので注意が必要です。その代わりと言ってはなんですが、継続保有3年以上の株主には優待内容が拡充されます!例えば100株保有だと通常1,000円相当のところ、3年以上持っていると1,300円相当にアップ。1,000株なら通常3,000円相当が4,000円相当になります。長く持つほどちょっと豪華なセットになるわけですね。僕自身、宝HDは長期で応援したいと思っているので、この変更はむしろ歓迎です。「優待欲しさに権利取りだけする短期売買より、腰を据えて株を持ってくれる株主さんを大事にしたい」という会社のメッセージとも受け取れますし、セミリタイアを目指す身としては配当も優待も長くもらいたいですからね。

安定配当と優待でセミリタイアに一歩前進?宝HDの投資メリットと今後の展望

ここまで優待の魅力を語ってきましたが、投資するからには配当金や将来性も気になるところですよね。宝ホールディングスの株価は現在1株あたりだいたい1,200円前後で推移しており、配当利回りは約2.5~2.6%程度です。これは100株(約12万円)の投資で年間3,000円前後の配当金がもらえる計算です。銀行預金の利息が微々たるご時世、2.5%超の利回りは悪くありません。それに先ほど紹介した優待(1,000円相当)も含めれば、総合利回りは実質3%以上になります。優待を「おまけ」と考えてもらえる現金配当だけで2%以上ありますから、堅実なインカムゲインが期待できる銘柄と言えそうです。僕のようにセミリタイアを目指す人間にとって、安定した配当収入+日々の生活に役立つ優待という組み合わせはとても心強いですね。では宝HDに投資するメリットを改めて整理してみましょう。

【メリット1】

事業の安定感があります。宝酒造の主力である日本酒や焼酎、みりんなどは日本の食文化に根付いた商材です。景気に多少左右されても、人々がお酒を飲んだり料理をしたりする限り需要がゼロにはなりません。実際、宝酒造は清酒や焼酎で国内トップクラスのシェアを持ち、市場をリードする存在です。特に業務用の焼酎や調味料にも強く、飲食店や食品メーカーにも多く採用されています。こうした定番商品の強みがあるので、業績も比較的安定しています。さらに言えば、本みりん市場で圧倒的トップシェア(約5割超!)を持つことからも分かるように、同社の商品力・ブランド力は抜群です。インフレ局面では商品の値上げも各社行っていますが、宝ホールディングスの商品は生活必需的な面もあるので、適切に価格転嫁しつつ売上を維持できる可能性があります。長期的な安定性という点で投資の安心感があります。

【メリット2】

先ほど触れた長期保有優遇です。2026年からは3年以上保有で優待価値アップという制度になりますが、これは長期投資家にとってはありがたい施策です。短期売買では得られないご褒美があることで、「ずっと持っていようかな」という気持ちになりますよね。優待狙いの株式投資は、一部では「配当+優待利回りが高いと実質利回りが上がる」と言われますが、長期保有特典が付くとより一層ホールドするインセンティブが強まります。結果として株価も安定しやすくなるかもしれません(短期の権利落ち売りが減るので)。宝HDの場合、3年以上持てば100株でも毎年1,300円分の商品がもらえるわけで、配当と合わせた総合利回りは約3.5%近くになります。

【メリット3】

今後の成長展望です。例えば、海外市場は和食がユネスコ無形文化遺産に登録された影響もあり、ここ数年で海外の日本食人気が高まっています。宝酒造インターナショナルグループはまさにその波に乗って、海外の日本食レストランやスーパー向けに日本酒や調味料を販売したり、現地生産したりしています。こうした海外展開は、日本国内の市場が成熟する中で大きな成長余地と言えます。実際、日本酒メーカー各社が海外売上を伸ばしていますが、宝ホールディングスも国際展開でリードしていく可能性があります。 さらにタカラバイオにも期待したいところです。タカラバイオは研究用試薬や遺伝子医療で実績があり、近年は製薬企業の新薬開発をサポートするCDMO事業(受託製造開発)にも力を入れています。

総合すると、大きな急成長は見込みにくいかもしれませんが、堅実な経営基盤の上にじわじわ成長も狙える、バランスの良い会社だと思います。

まとめ

最後にまとめです。宝ホールディングス(2531)は、日本酒や焼酎・みりんで業界トップクラスを誇る安定企業でありながら、バイオ事業などユニークな柱も持つ興味深い会社です。株主優待では自社グループの商品詰め合わせがもらえ、日々の生活にちょっとした彩りとお得感を与えてくれます。配当利回り約2.5%と堅実なインカムも得られ、優待と合わせれば総合利回り3%超と長期保有に嬉しいリターンが期待できます。
2026年からは長期保有者向けに優待がグレードアップする仕組みも導入予定で、まさに「株主を大事にしてくれる会社」と言えるでしょう。 セミリタイアを目指す僕にとって、宝HDは「持っていてよかった」と思える株の一つです。毎年届く優待品でちょっと得した気分になりつつ、配当金も将来の生活費の足しにできる。家計を助けながら資産形成ができるなんて、一石二鳥ですよね。実際に優待の商品を使いながら、「自分が株主の会社の商品で料理してるんだなあ」なんて実感するとちょっと誇らしい気持ちにもなります。 みなさんももし優待や配当でコツコツ資産を増やしつつ生活を潤すことに興味があれば、宝ホールディングスのような銘柄をチェックしてみてはいかがでしょうか?優待を楽しみながら将来に備える──そんな欲張りな投資スタイルもアリだと思います。僕もこれからも引き続き宝HDをホールドしつつ、美味しいお酒と料理でセミリタイア生活へのモチベーションを高めていきます!最後まで読んでいただきありがとうございました。一緒に楽しく資産形成、頑張りましょうね!

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