さむのお金勉強会

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配当の権利落ち日とは?仕組み・日程・注意点をやさしく解説、活用方法も!

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さむ

お疲れ様です。さむです。
今回は【金融知識】権利落ち日について紹介します。

(イメージ図)

昨日(28日)は朝から保有株が全体的に大きく下がっていて、「なんでこんなにマイナス?」と不思議に思っていたのですが、よく考えたら権利落ち日でした。
権利落ち日とは、「この日以降に株を買っても、配当金や株主優待がもらえない日」のこと。つまり前日までに株を保有していないと、権利がもらえないんですね。毎回のこととはいえ、株価が大きく下がるとつい焦ってしまいます。でもこれは一時的な下落なので、あまり気にせず、淡々と保有を続けていくことが大切だと改めて実感しました。むしろ、安く購入することができるかもしれないとプラスに考えることも大事ですね。

利落ち日ってどんな事象?

■ 権利落ち日とは?
昨日28日はなんか保有している株がやけにマイナスになるなーと思っていましたが、権利落ち日でした。「この日以降に株を買っても、配当金や株主優待をもらえない日」のことです。

■ 配当金をもらうための流れ
1.    権利付き最終日(=配当金や株主優待をもらえる最終売買日
・この日までに株を保有している(=買っておく)必要があります。
・この日は「配当権利確定日の2営業日前」です。
2.    権利落ち日(=この日から買っても権利はもらえない)
・この日以降に株を買っても、今回の配当や優待は受け取れません
・株価はこの日に「配当落ち分」だけ理論上下がることが多いです。
3.    権利確定日(=企業側が株主名簿を確定する日)
・毎年決まっていて、多くは「3月末」や「9月末」など。

■ 具体例(2025年3月決算企業)
・権利確定日:2025年3月31日(月)
・権利付き最終日:2025年3月27日(木)
 ←この日までに買えばOK
・権利落ち日:2025年3月28日(金)
 ←この日以降は権利なし(昨日がちょうどその日でした!)

権利落ち日の活用法!メリットデメリットの解説!

【メリット】
1. 配当や株主優待が受け取れる
権利付き最終日までに株を保有すれば、配当金や株主優待の権利が確定します。優待や配当金目的の投資家にとっては大きな魅力。そのため、X(Twitter)等ではこの日付近になると結構この話題で盛り上がったりしますね笑

2. 短期で配当だけ狙う投資戦略ができる
高配当株などでは、権利確定前に買って配当を受け取り、権利落ち後に売却することで配当だけ得る戦略も。

3. 株価が下がりやすくなるタイミングを利用できる
権利落ち日には株価が下がりやすいため、「割安で仕込みたい」投資家にとっては買い場になることも。

【デメリット】
1. 権利落ち日に株価が下がる
一般的に配当金相当額だけ株価が下がるため、含み損になる可能性があります。
例:配当が50円なら、理論的には50円株価が下落。

2. 短期売買で損をすることもある
「配当をもらってすぐ売ろう」と思っても、権利落ち後の株価下落でトータルでマイナスになることも。特に高配当株は、下落幅が大きくなることもあるので注意です。

3. 優待目的の買いが集中→権利落ち後に売られる
優待人気銘柄では、権利付き最終日までに株価が上がり、権利落ち後に売られて下がる「優待落ち」も多いです。

まとめ

視点

メリット

デメリット

配当・優待

受け取れる

その後株価下落の可能性

株価

下落後に買える

下落して含み損になる

売買戦略

短期戦略が可能

タイミングを誤ると損失も