お疲れ様です。さむです。
今回は【インフレ、デフレ】について紹介します。
インフレ、デフレについては中学校の社会の授業で勉強したかと思います。今さらですがきちんと内容を理解していますか?ちなみに私は表面的な言葉の意味しか分かっていませんでした(笑)
そこで今回はインフレ、デフレの説明に加え、現在の日本の状況を解説します。また、これを勉強することで投資の必要性(リスク分散の必要性)を再認識することができると思います!
インフレ、デフレの基本
インフレとは
インフレ(インフレーション)とは、物価の上昇と貨幣価値が下落している状態です。
(例)【去年】リンゴが100円⇒【今年】リンゴが110円
これはリンゴの値段は上昇しましたが、逆にいえばお金の価値は下がっているということになります。ただ、経済が成長すると原則としてインフレが起こります。
【自然なインフレの流れ】
会社が儲かる ⇒ 給与が増加(消費意欲上昇) ⇒ 需要増加で販売企業が値上 ⇒ 従業員の給与増加 = 自然とインフレ
デフレとは
デフレ(デフレーション)とは、物価の下落と貨幣価値の上昇している状態であり、インフレの逆の状態です。
(例)【去年】リンゴが100円⇒【今年】リンゴが90円
デフレになると消費を先送りする傾向があります。時間をおいた方が安い値段で買えるため、消費意欲が低下し、より深刻なデフレになる可能性が出てきます。そのため適度なインフレ状態の方が経済的には好ましいです。
【デフレの流れ】
会社が儲からない ⇒ 給与が減少(消費意欲減少) ⇒ 需要減少で販売企業が値下げ ⇒ 従業員の給与減少 = デフレ
日本はデフレ?インフレ?
(総務省統計局のデータよりグラフ作成)
短期的にはデフレ
日本では1990年代後半以降はインフレ率がマイナスになることが多くなっています。つまり、デフレに陥っている状況です。ここ15年ほどはデフレの期間が多くなっていますが、とはいっても大きく下がった年においても1~1.5%ほどになります。19世紀や20世紀前半の世界の深刻なデフレに比べれば大したことはなさそうですね。
長期的にはインフレ
上記グラフからも日本は長期的にみるとインフレしています 。私の体感でも小さいころを思い出すとハンバーガーは最低で59円で買えたような気がします。また、値段は一緒ですがポテチの量が減っていたりと隠れてインフレが起きている印象が強いです。
(例1)ハンバーガーの値段 【昔】60円ほど⇒【現在】110円
(例2)ポテチの量 【昔】70g ⇒【現在】60g
現金のみではリスクは高いかも!
私はデフレの心配をするよりは、インフレの対策をしておいた方がいいと考えます。その理由として、例えば資産が現金のみの場合では2%インフレすると、財産が2%減ることに等しいからです。さらに世界をみると、ベネズエラでは2019年のインフレ率は7000%超になったそうです。日本においてはこのような極端なインフレ(ハイパーインフレ)が起こる可能性は低いと思います。しかし、インフレが起こった際にタンス預金のみの場合では額面の金額は変わりませんが、実際のお金の価値が下がってしまい損失を被ります。なので自分自身の資産を守るためにも何らかの対策は必要であると考えます。
インフレの対策としても投資は必要!
インフレ対策、主な4つを紹介します。
株式投資
不動産
インフレにより、物価が上昇すると賃料も上がり、土地の値段も上がります。また、不動産購入時の負債、つまり借金はインフレ時に目減りすることから借入する人は有利になります。
現物資産(金など)
株や紙幣などは、国や企業などの発行元が破綻すると紙くずになってしまいますが、「金」にはそのリスクがありません。「金」自体に価値があり、世界経済の情勢が不透明な時において金の価格は上昇します。
外貨預金
日本でインフレが進んだ場合、日本円の価値が下がり、円安になる可能性が高いです。つまり、価値の低い円が売られて、価値の高い通貨にお金が集まります。そのため、日本円を米ドルなどの外貨に替えておくことでインフレ対策につながります。
まとめ
上記からわかるように現金のみのタンス預金ではリスクが高くなります。資産は分散することでリスクを減らすことができます。そのことからも投資の必要性が改めて理解できると思います。投資に興味がある方はまずは投資するための原資を毎月の給与から作っていきましょう!
投資するための資金ができた際の最初のおすすめ投資先はやはり、積立NISAで米国株の購入をお勧めします。米ドルで資産を保有できることに加え、株も少額で始めることができるからです。まだ現金しか資産持っていない人はぜひ検討してみてください!